つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
藤仁の泣き顔がだァい好き(悪魔)なので、「藤仁が眠った芦雪くんを膝枕して寝顔を見ながら、『いつまで共にいられるだろうか』とふと昔を思い出し悲しくなって静かに涙を流していたら、芦雪くんが目を覚まして『お前、俺より泣き虫だなぁ』って言って腕を伸ばして苦笑しつつ涙を拭ってあげる話」をいつ入れようか虎視眈々と機会を窺っている
夜中の小腹すきにのたうち回る芦雪くんいそうだな……(唐突)
本質問題としてよく話題に上がるけど、男同士のセッはシリの中に出されると空腹感が薄れるとか満腹状態だと脳が錯覚するとかいう話をもとにするなら、夜中に小腹空く度にセッに誘うんですか芦雪くん???
大変にえっっっっちで助かるのでやってください頼む俺は藤芦のいちゃらぶあほえろが読みたいんだ
春は花見、夏は蓮見、秋は月見、冬は雪見をする藤芦、今考えたら春は花見後未遂セッしてるし夏は蓮見後セッするし秋は番外編で月見後セッしてたし冬は雪見のあと寒くなって布団の中でひっついてるうちに物足りなくなってセッすればコンプリートだね
させるよ
序章、どっちの目線で思い出語ってるのかあやふやにするために一人称視点で「私」にしてるけど、三章読み終わったあたりで序章振り返ってみるとどっちが語り手かわかるようになっている
!?!?!?!?
速攻消した小ネタを覚えて頂いているだと……!?!?!?そして混乱招いている申し訳ない……
百合が物語上で「藤芦」と言及してる時は基本的に「二人がともに在る状態」のことを指していて、「序章と終章は藤芦じゃない」と言ったのはあれです、「二人がともにいない状態」という意味です
200の歌詞
あまりに最新話の藤芦すぎてびっくりした
「今日からともに歩んで欲しい」
ささやかな言葉を植え
過ぎ去った季節に水をやり
枯れない花となった
出会いの若かった頃
未熟で時に初々しい
顎まで満ちて揺らぐような
心地が忘れられない
君から離れるなんて
そんな想像あまりに怖くて
「結局僕らの関係値は」
Sara sara, sara sara
天の川のように
Sara sara, sara sara
変わらず流れてゆく
簡単に合わせれなかった
お互いの大切さを
これからの世界も
僕と一緒にいてくれる?

数字は僕らには意味がない
天の川の星のように
美しい流れこそすべて
君より素晴らしいものは他にない
最後に何も残せなくても
君の名前 それだけは覚えてられる

#イメージモチーフ
仕事で久々にというかとんでもない角度で飛んできた予想外案件関連でけーぽに触れてるんだけど、頭の中けーぽでいっぱいにするために作業中聞いてたセブチのこれ ……あまりに……最新話の藤芦~!!!!!!!てなった
カラットの皆様ごめんなさい……
#イメージモチーフ
生前の守信過去編のイメソンでしかね~~~ってなったやつ
You know, 誰が何言っても
My ego, 変わる事ないよ
指図はいらない歩む My way
全てをひっくり返すよこの手で
始めよう FANFARE bam bam
共鳴するんだ自由に
周りの目なんて気にしなくていいさ
この音で共に
FANFARE bam

遥か遠く感じた瞬間
ここ目の前にある
この叫びが君に届くように

全て DROP That
更に Make it louder
世界に響く FANFARE
聞こえるなら
見てろ I’ll just go my way

FANFARE bam bam (Hey)
空 突き抜け鳴り響け
FANFARE bam bam (Hey)
破裂するほど響かせる
I’m gonna say
“We don’t need more lecture”
静寂を破れ
全てが壊れるほど
もっと解き放て

#イメージモチーフ
個人的に出したい藤仁目線集
・写楽として芦雪に会ってた回
・花見回
・共依存始まって間もない頃の回
・春久と冬吾の回
・幸之介来訪回
昨日言ってた短編集、本編の藤仁目線集みたいなの出すのもいいかもな~と思い始めた
だって私が楽しいじゃん!!!!いのちたすかる
歌と藤芦
音程も取れない芦雪くん、歌う時は藤仁による音程指導から入って匙投げられる話が愛おしすぎて一生擦ってるネタ

芦雪「あー」
藤仁「違う、もう一音低い」
芦雪「あー?」
藤仁「だから」
芦雪「分かった! あー!」
藤仁「君はもう歌うな」
#天涯if
では芦雪くんはというと、書き始めた初期から豊永さん畳むのお声で脳内再生されている……不遜すぎるうえにただの狂気染みた遊び……
文ストの谷崎さん畳むやバディダディの一騎パパ畳むが1番近い……
イメージといえば声の話をするけど、不遜な妄想とイメージが許されるならば藤仁は前野さん畳むのお声かもしれないは𝕏の鍵でも散々言ったし今はこっちに拠点移してるのでこっちでも言っとこ……
原神の鍾離先生畳むが1番近い……
ラズライトの石言葉というか性質、あまりにも幸之介だし色味も雰囲気も幸之介ジャン……てなった
内容スピリチュアルみ強いけど
ラズライトの石言葉は「直感力」、「洞察力」。閃きを育む力が強い石と呼ばれています。物事の本質を的確に見抜くサポートをし、問題が大きくなる前に沈静化させたり、理路整然と問題そのものを解決する手助けをしてくれるでしょう。
混沌とした状況においても、何一つ手だてが浮かばないというような時も、進むべき道や、物事の核心ともいえる事柄を、瞬時に指し示します。
……(中略)……
また、ラズライトは慈愛の石でもあります。
規範を自分の行動で示し、ここぞという時に重みのある言葉で相手を諭すような、父性的な愛情を持つ石とも言われています

#イメージモチーフ
風呂と現代版藤芦

藤芦って一緒に風呂入ったりそのまま我慢できずにセッしたり洗面所でしたりすることあるんですか???てふと考えた
考えたけど多分ない気がする、いやあれよ!!!!
あって欲しい~~!!!!って欲望に忠実な気持ちと、いや藤芦のあの性格行動原理および思考からするか????っていう疑問と、いやそれを覆すほどの焦りと切羽詰まった感が出るのが洗面所でのもつれあいセッ風呂場セッだろうがそれが醍醐味だろうが!!!!!ていう気持ちがぐちゃぐちゃ
いや、あってくれ……見たい……なし崩し洗面所もしくは風呂セッする藤芦……畳む

#天涯if
幸せな藤芦は歩いてこないので俺が歩いて藤芦の背中を押して幸せにしてやらねばならぬという意志のもとできた藤芦の会話
軸としてはまだ付き合ってない藤芦

#天涯秘隣
写楽視点なんて書けるんですか???
これまでの依頼人とのやり取り、松乃とのやり取り、あと初めて芦雪くんと出会った時とかそういうのしかないですけど???
こーんなに土砂降りの雨なんだから、芦雪くんとても喜んでるだろうなと思いつつ
皆が家の中にいるからね、藤仁のそばにもいられるし
ところで雷鳴らないと良いね、藤仁
美術館と現代版藤芦

藤仁がまだ小さい頃、父・綾信はよく藤仁を連れて美術館に行っていたことがある。
「この絵はここの表現が面白くてな」「藤仁はどれが良いと思う? 父さんはね」などと理解できていない藤仁相手に好き勝手語る綾信だったが、当の藤仁はそんな父の姿が好きだった。
ある日、例に倣って連れられて来た展覧会で、藤仁はとても大きな朝顔の屏風絵を見つける。綺麗だなぁ、と見入っているうちに父とはぐれてしまい、必死に姿を探すもどこにもおらず。
どうしよう……と小さな手をきゅっと握りしめて泣きそうになっていた時、同じく迷子(こちらはかなり前向きな迷子)の芦雪と出会って欲しい(願望)。
「おまえ、まいご?」
「まいご……じゃない……。とうさんが見つからないだけで……」
「それ、まいごって言うんだぞ! はー、仕方ないから、おにーさんが一緒に探してやる」
とかなんとか、むふーって胸張ってお兄さんぶる芦雪くん、藤仁の手をさっと取って「ほら、いこう!」って一緒に綾信を探してくれる。
「きみはどうして一人でいるの? きみもまいご?」
「おれはまいごじゃない。父さんと母さんがまいごでさ! あの朝顔の絵見てるうちにいなくなっちゃって。おれが見つけてやんないといけないんだ」
それを迷子と言うのでは、と内心思うと同時に、きらきらと硝子玉のように輝く瞳と少女にも似た愛らしい笑顔に藤仁少年の初恋メモリー始まって欲しい畳む

#天涯if
視認性はともかくとして、BOOTHのサークル名のデザイン新調した
やっぱり文字の先をカリグラフでくるってさせるのめちゃ好き
かろやかで、心が少しだけ浮き足立つ気がして(なので風の性質としても合うかなと思って風に入れた)
「宵」には星の小さなきらめきを入れたくてなんかそれっぽいのちいちゃく入れたし、風花は雪の異称なので「花」に雪の結晶を入れた、楽しい
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動物性たんぱく質と現代版藤芦

肉派か魚派かどちらかと言えば、藤仁は魚派だし芦雪くんは肉派だよ
「今夜の夕飯はどうする?」
「肉!!」
「昨日食べただろう。今日は魚」
「何を言う。昨日は豚肉だったから今日は牛肉だ! 明日は鶏! 明後日が魚!」
「……ふ。君はそればっかりだな」
てスーパーでカート押しながら二人仲良く買い物して欲しい同棲済みの藤芦頼んだよ畳む

#天涯if
天涯後日談短編「君の声」覚書

結構前に書いたまま修正もせず放置していた短編「君の声」をようやく修正。
先日投稿した天涯のお茶濁し表紙イラストがきっかけ。
「君の声」は、「天涯比隣」の遠き未来の後日談になります。
いつだったか、芦雪と藤仁の結末の詳細を決めた直後に浮かんだ話です。白昼夢ですか???

以下からはいつも通りのダラダラ覚書です。当時どういう意図で書いていたのかのメモが復元できたので未来の自分のために書いていきます。

内容
・箱庭について
・紫苑について
・雪希について

箱庭とは
話の最後にも明かされている通り、箱庭とは美術館のことです。「さかい美術館」という私設美術館になります。
現代の美術館では、「ホワイトキューブ」と呼ばれる形態で作品の展示がされています。ホワイトキューブとは、余分な凹凸や装飾が無い「白い天井に白い壁の白い立方体」内に作品を設置する手法のこと。
それが美術館のフォーマットの一つでもあるため、箱庭がより美術館だと分かりやすくなるよう、冒頭に「白壁」、「白い石畳(大理石)」と白の表現を多用していますが、私の筆力の問題で伝わっているかは不明。
また、作品保存の観点から美術館では空調や照明まで厳重に調整されているため、やわい光や風の描写でそれも表そうとしたけど修正前はなんかよくわからんかった。なのでちまちまと修正。結果今でもよくわからん読みにくいびっくりした……。

紫苑について
本編の最後に紫苑自身が述べている通り、紫苑はさかい美術館に展示されている絵のひとつです。厳密に言えば絵に宿る異形の魂、四魂。
紫苑の絵は、作中で幼い雪希が読み上げた“うしろあさず”、いわゆる「後朝(きぬぎぬ)図」と命名された掛軸の絵になります。いわずもがな芦雪の作品です。
芦雪が描いた後朝図、そして紫苑の髪色が“くろとびいろ”に表現されていることから、もう誰をモデルに描いたか分かりやすすぎる。しかも芦雪が過去それに縋ってるのもあまりに分かりやすすぎる私だけが楽しい地獄仕様。地獄美味しいね。
紫苑の名の由来は花の紫苑から来ており、花言葉である「追憶」がモチーフになってます。畳み掛ける地獄。芦雪が生前、紫苑を紫苑として見ていたのかは本人のみぞ知るところ。

ちなみに、「後朝図」は実際の絵画を元にしています。
ウィリアム・メリット・チェイス作の「Back of a Nude」と検索してみて頂ければ、紫苑の絵としてのイメージがつきやすいやもしれない。本家は女性の背中の絵。
アメリカのナショナル・ギャラリーが所蔵している絵画なのですが、現地で目にした際、あまりに綺麗な美人画で言葉を失ったことがあり……。今でも深く印象に残っている作品です。

雪希について
四魂である紫苑を絵の中から呼び出せる青年です。芦雪の生まれ変わりであり、血縁上は松乃の子孫に当たります。
紫苑と交流を重ねていたのは七~十八歳まで、姿を消したのは二十二歳の頃、再会したのは二十五歳の時。
生みの親を失った四魂は本来、特別な力を持つ人間・直霊の鑑定士と呼ばれる存在でないとこの世に顕現することは叶いませんが、生みの親(芦雪)と同一の魂を持つ雪希が紫苑を呼び出せるのは当たり前だったりします。直霊の鑑定士である松乃ちゃんの血が残ってることも関係してるかもしれん。知らんけど。
祖先である松乃に負けず劣らず絵を愛する雪希は幼い頃、絵画の紫苑に一目惚れしています。初恋が絵画。結構危ない。言葉をかわせるのでますます危うい。
雪希は紫苑を本当の人間のように大切に思い、紫苑がこれからも永きにわたって生きていけるよう、彼を守れる学芸員になることをかねてより決めていました。健気だね。
訪問回数が減ったり、また途中で姿を消したのも、故郷から遠く離れた大学・大学院で絵画の研究に打ち込んでいたためです。
専門は日本の近世美術。特に芦雪について研究しています。
執念にも似た想いはやがて実を結び、物語の最後でも自ら述べている通り、さかい美術館の学芸員となって紫苑のもとに帰ってきています。
元々、彼の父親がさかい美術館の上席学芸員だったこともあり、美術館や絵画とは古くから縁がありました。紫苑がひどく恐れていた「岡っ引き(展示室の監視員)」と雪希がかつて気軽に話していたのも、その繋がりがあったためです。つまりは親の権力駆使してたって寸法!おもろ!
流石に、雪希ももうそんなことする年齢ではないのでひと安心です(本当に?)

蛇足ですが、「雪希」の名の由来は芦雪から来ています。彼が死に際に「藤仁にもう一度会いたいとこいねがったこと」が由来。あまりに単純。百合の名づけ方はゆーて大体こんなもん。

以上おわり!畳む

#覚書
二次創作「秋穂の嫁入り」覚書

テーマについて
トウジンカグラ2周年!!!というお祝いも兼ねて、2に関する何かをモチーフにしたいな~とぼんやり思考するところから始まった二次創作。結果として「貝覆い&貝桶(婚礼調度)」にモチーフが決まったところで、テーマは自ずと「🌾くんの嫁入り」になりました。
誕生日SSのテーマは「プロポーズ(櫛がモチーフ)」だったし、今回はその後日談でも……という理由と、貝覆いに使われる貝は蛤などの二枚貝であること、また単純に「一から二になる」という現象を最も表しているのが夫婦円満を示す貝覆い(貝桶)以外にないな!!と勝手に腑に落ちたため。

「貝桶が贈られた理由」について
本当は書きたかったけど長ったらしくなるので端折った部分の解説。
🌾くんを示す貝桶の中には、💎さまと🕒さん(このお二人の絵文字がわからんくて、ニュアンスだけ抽出して選んだので間違ってると思う五体投地)の手紙が入ってました。
というのも、亭主関白ステレオタイプ初恋拗らせと言われる☔くん、きっと櫛贈ったあと、お二人に挨拶の文だとか、「🌾をください!」とかそういう形式ばったことしてるんじゃないかなと個人的に解釈しており。今回の貝桶騒動は、いわゆる母親と父親の立場のお二人から、その返事が届いたという体です。
貝桶贈られてる時点で、もう快諾の意味になるんであれなんですけど。
貝桶に施された文様は、作中にもある通り☔くんと🌾くんを示す夕立ちと稲穂。
その各々の中に納められた貝には四季を司る草花の模様が金泥・彩色で描かれており、貝数は全部で360個。
この数は一年の日数を表しており、「数多の季節を巡っても、健やかにともに過ごせ」というお二人の願いが込められています。(本来は源氏絵巻が描かれていることが多いんですが、あの世界にはきっとないので……!四季の草花に置き換えました)
幸せになれよ☔🌾ちゃん!!!!!!!

以上おわり!!!畳む

#覚書
「いとし、いとしと言ふ心」覚書

頒布用として深海さまに描いていただいたあの麗しい藤芦絵をネット上に掲載できる期限が差し迫っている……ウーーーッやだやだやだ変えたくない変えたくない!!!!!!ヤーーーーッ!!!!!とソファの上や床上で赤ちゃん返りをしながらだだをこねること半月、ようやく重い腰を上げぐずる幼女精神をなだめながらお茶濁しイラストに着手しました。いつもながら遅すぎ。
描いたモチーフとかこういうのあったらいいな~て考えたことをちまちま記していきます。馬鹿なので自分の行いをすぐ忘れるんだ俺は。

タイトルについて
タイトル「いとし、いとしと言ふ心」につきまして、こちらは江戸時代の寄席芸人、都々逸の歌「戀(こい)という字を分析すれば 糸し糸しと言う心」から引っ張ってきました。本家は「糸し、糸し」だけど今回はひらがな。「糸し」と「愛し」を掛けています。「糸し」は芦雪の心、「愛し」は藤仁の心なのかもしれない。
“戀”とは、からまって簡単にほどけない糸のように心が断ち切れず、どうしようもなく心惹かれ想ってしまうことを指すようで、“戀”はなんか……にっちもさっちもいかない藤芦だな……孤悲というより恋……恋というより戀……になってこれにしました。


モチーフについて
タイトルが決まったところで、さぁ描くぞ!!顔面しか描けんけど!!とイラストに着手。まずは電池0%のあいぱよとあぽぺんの充電からです。どうして……。
充電している間、「Web版の表紙だし変えるタイミングが4章以降なんだから、結ばれそうで結ばれない絶妙なバランスのものを描きたい……無理だが……??深海さま助けて……」を100億回繰り返しながら考え、うんとこしょ、どっこいしょ、それでもかぶはぬけませんという脳内ナレーションに耳を傾けながら要素を抽出しました。

・芦雪:≒読者であるため、目線は画面側
・藤仁:過去から現在において一貫して芦雪への盲信と依存があるため、目線は芦雪
・水鏡:触れそうで触れられない、見えそうで見えない(映っているのは自分自身)という、いわば藤芦の精神的な関係性
・朝顔:絡みつき、縋ってしまう心

なんか……いけるんじゃない……!?!?になった百合、結局画力問題でいけなかったんですけどこの要素をとにかくイラストに入れこむことにしました。
早くも洞察力鋭すぎ名探偵フォロイーが汲み取って下さっててびっくりしている。びっくりしすぎていれたばかりのコーヒー流しに流してた。どうして……(2回目)。
とにもかくにも、以上を踏まえて描いたので、構成は「“藤仁と朝顔が描かれた絵”に芦雪が触れているけれど、藤仁は絵なので触れることができずただいたずらに水面が波紋を広げるだけの図」になっているはず。画力問題でそんな感じに見えない。藤芦が手を合わせて波紋できてるな~~あと朝顔あるな~~みたいなイラスト。ばかやろう。
ちなみに、朝顔は藤仁のモデルである鈴木其一の代表作「朝顔図屏風」の模写。

以上おわり!畳む

#覚書
ホワイトデーと現代版藤芦

付き合ってないかつ同棲もしてない友人軸が前提。
バレンタイン当日、偶然藤仁に気づいて呼び止める芦雪くん。
「お前、甘すぎるやつ苦手だろ。今年はビターめなやつ作ったからやるよ!今回は結構自信作でさー」
芦雪くんが差し出したのは、恐らく義理でばらまき用であろう手作りブラウニー。半ば押し付け気味だったので藤仁も抵抗する間もなく受け取ることに。
時は流れ1ヶ月後。ホワイトデーが近づきはっとする藤仁くん。
「義理とはいえ、お返しするのは人として当然だよな……」
芦雪くんに何を返そうか、藤仁は数日考え込む。
芦雪くんのことで頭をいっぱいにするうち、「芦雪は俺にとって何なんだろう」と哲学の思考へ。彼のことは友人として好きだし憧憬のひとだけど、近頃は芦雪くんが楽しげに誰かと会話しているのを目撃したり、藤仁以外の誰かの名とともに「この前○○がこういうことしてて」などと嬉しそうに話しかけてくるのに何故かもやもやする自分がいる。
くれたブラウニーだってなんの意味もないもので、たまたま近くで見かけたから余りものを情けにくれたのだろうと思うと、藤仁はますますいらいらしてしまう。
「俺だって君と話したい」「俺以外の前で楽しそうに笑わないで」「君の一番になりたかった」なんて不可解な気持ちだけがどんどん強くなっていって、でも自分は口下手でどうしようもなくて小心者で伝えることも怖い。
ならば、贈り物に自分の今の気持ちを託せば……ホワイトデーでその手のものを贈れば、少しでも伝えられるかもしれない。
そう思い至り、藤仁はマドレーヌを作って渡すことを決める。
いよいよホワイトデー当日。芦雪くんの姿を探して声をかけ、なんでもないように「……バレンタインのお返し」なんて無骨にマドレーヌを渡す。
芦雪くんはきょとんとしたあと、跳ねるような笑い声とともに悪戯っぽく笑んで、「ありがと!」て礼を言って大事そうに胸元に引き寄せる。
たまらない気持ちになりつつも、藤仁がじゃあ、と背を向けて帰ろうとすると、
「藤仁。俺のこと好き?」
「……なんだ、急に」
「俺はお前のこと好きだよ。もっともっと仲良くなりたいなって思ってる! 藤仁はどう?」
マドレーヌを掲げながら顔を覗き込まれ、そこでマドレーヌの意味に気付かれていたことを悟る藤仁。
「……俺も好き」
今にも消え入りそうな声で、羞恥とともに曖昧な気持ちを呟けば、芦雪くんは(文字数)畳む

#天涯if