つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
二次創作「秋穂の嫁入り」覚書

テーマについて
トウジンカグラ2周年!!!というお祝いも兼ねて、2に関する何かをモチーフにしたいな~とぼんやり思考するところから始まった二次創作。結果として「貝覆い&貝桶(婚礼調度)」にモチーフが決まったところで、テーマは自ずと「🌾くんの嫁入り」になりました。
誕生日SSのテーマは「プロポーズ(櫛がモチーフ)」だったし、今回はその後日談でも……という理由と、貝覆いに使われる貝は蛤などの二枚貝であること、また単純に「一から二になる」という現象を最も表しているのが夫婦円満を示す貝覆い(貝桶)以外にないな!!と勝手に腑に落ちたため。

「貝桶が贈られた理由」について
本当は書きたかったけど長ったらしくなるので端折った部分の解説。
🌾くんを示す貝桶の中には、💎さまと🕒さん(このお二人の絵文字がわからんくて、ニュアンスだけ抽出して選んだので間違ってると思う五体投地)の手紙が入ってました。
というのも、亭主関白ステレオタイプ初恋拗らせと言われる☔くん、きっと櫛贈ったあと、お二人に挨拶の文だとか、「🌾をください!」とかそういう形式ばったことしてるんじゃないかなと個人的に解釈しており。今回の貝桶騒動は、いわゆる母親と父親の立場のお二人から、その返事が届いたという体です。
貝桶贈られてる時点で、もう快諾の意味になるんであれなんですけど。
貝桶に施された文様は、作中にもある通り☔くんと🌾くんを示す夕立ちと稲穂。
その各々の中に納められた貝には四季を司る草花の模様が金泥・彩色で描かれており、貝数は全部で360個。
この数は一年の日数を表しており、「数多の季節を巡っても、健やかにともに過ごせ」というお二人の願いが込められています。(本来は源氏絵巻が描かれていることが多いんですが、あの世界にはきっとないので……!四季の草花に置き換えました)
幸せになれよ☔🌾ちゃん!!!!!!!

以上おわり!!!畳む

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