つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
天涯は“歴史小説”ではないし、“時代小説”ともまた違っていて、あくまでも史実をもとにした和風ローファンタジーとして書いている
学生時代に見たどこかのテレビの文芸特集インタビューの中で、敬愛する原田マハ先生が「私の書くアート小説は、9割のフィクションと1割の史実でできてます。話の整合性を取るためにもその1割の史実への取材を徹底してやることを重要視してて、かなり気をつかって基礎作りしてるんですよ」「それもあって物語の最後に必ず『これは史実をもとにしたフィクションです』と書くんですけど、これはそれだけでなくて、読者自身にも『どこがフィクションで、どこが史実なんだろう』って調べてもらいたいって思いもあって」畳むみたいなニュアンスのことを仰ってて、私も天涯においてはそうありたいなって思いながら書いている
皆に長沢蘆雪と鈴木其一のことを知ってもらいたい……
史実ではBLしてないことは大前提ですここは百合の不遜な趣味ですお許し下さい