つゆり映え

- 妖怪の生態観察所 -
紫苑の宿る絵は掛軸の絵で、性質上、絵の劣化が進みやすい
ゆえに作品保護の観点から美術館で展示される期間は非常に短く、美術館のコレクション展とか他美術館の貸出とかでないと見る機会がない
常設ではなかなか並ばない絵
雪希はこれ幸いにと、学芸員になってからは頻繁に収蔵庫に出入りして、収蔵庫内で眠る紫苑を顕現させ、家に連れて帰ったり現代の世界を見せたりして連れ回してたりする
#花の産土