つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
藤仁くんのあやまち(書き下ろし短編)
――芦雪が江戸にいる間、彼を己のそばに置き、ただ見守れれば良い。たとえ言葉を交わせずとも、それで彼を守れるなら。
 思って、流屋を奉公先として紹介したのが全ての始まりだった。