つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
カサネさんの「トウジンカグラ」2周年記念で公開されたコピーの自己解釈まとめ

週末から今日までずっとどう解釈するか考え込んでたんですけど、「こうだったらいいな!」の解釈がまとまったので覚書。
仕事中、ふとした拍子に「こうか? いやこの線も……」て唸っては「わかった!」てやってたので、隣に座る先輩には変な目で見られました当たり前だよ。

本題ですが、トウジンカグラ2周年にあたって公開されたイラストでのほむちゃんえちちあんよに釘付けになりもう舐めるように邪な目で見てたんですけど、その横には2人に寄り添うように美しい言葉たちが綴られておりました。

はなりこいなきうつろきる。
はがねまじわりあいむすぶ。

呼吸も忘れる百合。酸欠になりスマホを足の上に落とし悶絶する百合。もう一度画面を見て、頭の中で音に乗せて、舌上で飴玉を転がすように何度も何度も読み返す百合。
あまりに……美しすぎんか!?!?
ひらがなならではのやわらかさ、典雅をまとう精緻さ、音にした時の軽やかさ……息ができん好きすぎる……!
カサネさんのこういう丁寧で全てを語らぬ行間のある言葉選びが百合は大大大好きなんですね~~~人類~~~見てる~~~???

カサネさんが日々キャッチコピーに悩んでいらした呟きを陰ながら追いつつ、どんなコピーになるんだろ……!と密かにわくわくしながら周年日を全力待機してたオタクなんですが、想像以上で死ぬ。誰か殺してくれ。うそひさほむちゃんがひさほむるまで死ねないから待ってほしい(どっち)。

ここからは完全に自己解釈であり考察なので、「こういう考え方もあるんやな~」くらいの薄目で見てほしい。
いつかご本人の覚書というか、解説をお伺いしたい所存!!

今回のコピー、全てひらがななので、つまりひとつの言葉の中に複数の意味をかけている可能性が高いと推測。
一旦、百合なりに漢字に起こしました。

刃鳴り孤悲無き虚ろ斬る。
鋼交わり相結ぶ。

唯一色のついた「こい」「あい」は複数意味があるものと迷探偵百合は仮定し、一旦表向きの表記を「こい=孤悲」、「あい=相」としてあります。
「孤悲」は最後まで「古意」や「故意」と迷いましたが、「相(ふたり)」と相関性のある言葉は「孤悲(ひとり)」しかないなと思い至り、上のものになりました。
現在の漢字起こしの文章からコピーの意味を解釈すると、

刃がひとたび鳴れば、孤りでいることへの寂しさも悲しみもない。己の中の虚ろを、ただ斬り伏せるのみ。
やがてふたつの鋼が交わり、互いに斬り結ぶ。

かな~と。表向きの意味は。
意訳妄想過多解釈が今日も絶好調な百合。まかせてください、5mmの行間を5kmに広げるのは得意分野なんで👍(聞いてないよ)
この表向きの解釈だと、これからほむらくんと氷雨くんが相対し刃を向けほむらくんが慟哭するらしいと噂に聞く話に繋がっているように見える!!かもしれない!!全部妄想!!

だが、そうは問屋が卸さないのがトウジンカグラである(誰?)。
ここで、このコピーに深みを出していくのが「こい」「あい」。
次はこのふたつを紐解いていくんですが、トウジンカグラ読者ならもう一発でわかる1つ目の意味、「濃」「藍」で「濃藍」ですね大好きありがとうありがとう公式ありがとう!!!
濃藍は作中における我らが童貞攻めさま氷雨くんの代名詞!!さらに濃藍の「藍」は「愛」と掛けていると以前触れておられた!!つまり!!
「こい」「あい」にここでもうひとつの解釈が生まれるというわけ!!「恋」「愛」で「恋愛」!!トウジンカグラは陰謀渦巻く和風ファンタジーの皮を被ったひさほむちゃんの行く末を描くふたりの恋愛物語だったうわ~~~~い!!!!!だれか助けてくれ~~公式の供給が止まらないぜ~~~!!!(驚くべきことに、ここまで全て己の妄想でこの女はこんなに狂っているのである)

つまりですね、このコピーには、
・「孤悲」と「相」
・「濃」と「藍」
・「恋」と「愛」
がかかっていることを加味しますと、以下のような解釈もできる。

深い藍(愛)を湛えた者と出会い、ひとりだったモノが恋を知り愛を結び、やがてふたりになる物語。

はぁ~~~なんてこったい。このコピーは物語の裏解釈までできるというもうとんでもなく優れたものなんですよわかりますか人類。わかるわからないじゃないんだよわかれ。
私は、「初め提示された意味が物語の進行度合いによってやがて形を変えて物語の終結とともに当初の意味が大きく変わるコピーやタイトル」が大大大好きなんです本当に……。解釈まとまった時普通に死んだ癖(ヘキ)にぶっ刺さりすぎて。
再三申し上げますがここまで全て百合の妄想です。こわい。普通に意図とズレてる可能性オオアリクイ。

とにもかくにもこのコピーをこの世に生み出して下さったカサネさんに心から感謝申し上げます。ありがとうございます……ありがとうございます……!!畳む

皆、トウジンカグラ読もうな……(遺言)