つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
藤芦の七夕
#天涯if

七夕は五節句のひとつで、当時江戸では重要な水源である井戸の大掃除・井戸浚いも行われていたので、七夕は結構重要なイベントだったりする
藤芦は流屋の皆で短冊を飾る
芦雪くんは絵の上達を願った短冊を飾るけど、そのあと誰も見えないような高い位置に「俺の願いごとは自分で叶えるので、藤仁の願いごとを叶えてやってください」って書いた短冊を飾ります
一方、藤仁の表向きの願い事は「無病息災」ですが、尋夢庵にひっそり飾ったささやかな笹には「芦雪がずっと笑顔でいてくれますように」と記した短冊を飾る
君ら不器用過ぎんか????
尋夢庵なら神様しか見ないだろうと思って藤仁くんは書いてるけど、松乃ちゃんは見てるぞ!!
そしてこれは蛇足だけど、尋夢庵で短冊を結んだあとの藤仁、「尋夢庵の笹なら誰にもみられないし書きたい放題……?」となり、小さな笹を覆うほどの願い事を書くことでしょう
松乃の健やかさを願う短冊から、夕飯にかぶら漬けが多くなれば良いなというしょうもないものまで
彼は日頃口にせず内に秘めてるだけで、ささやかな願い事はたくさん持っている
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