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藤仁は芦雪の後を追いそうになって、でも生前に唯一芦雪と約束した未来に希望を見て縋って生きるし、何より松乃を置いてこの世を去れない
妹の存在が彼をこの世に引き止めているので、妹がいなくなったら死に赴く
芦雪は誰よりも死に対して早くから覚悟を決めていた分、先立たれたとしても、「すぐにまた会える」って信じて初めは騙し騙し息をしているけれど、心の空虚には抗えなくて、藤仁とともに歩んだ過去に縋ってひとり泣いて泣いて泣き続けて、壊れそうな心を抱きながら己に課された役目を果たすために生きる