つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
2巻書き下ろし短編「胡蝶となりて」の後日談なんだけど、あれから藤仁は芦雪をモデルにした楚蓮香の美人画を描きあげて納品し、納品先にも琳也からもえらく褒められるというのがあるのね
藤仁は、その知らせの文を縁側で読みながら、当時朝顔がすくすく育つ様子を観察してた芦雪の姿(「芽が出た!」とか「蕾がついたぞ!」とか言って嬉しそうにぴょんぴょこしてる)を思い出して、ひとりでくすくす笑ってるんだけど、
芦雪「まーたひとりで笑って……。知ってるか? 思い出し笑いするやつはむっつりなんだぞー。……で、何考えてたんだ?」
藤仁「君のこと」
芦雪「え」
ってなってる藤芦は確かにいたんです私の頭の中にうそじゃないもん見たもんほんとにいたんだもん!!!!!!(n回目)畳む