つゆり映え

- 妖怪が文字を並べてる自室 -
天涯の世界において、藤芦の「髪紐をほどく」「帯をくつろげる」という行為が一番好き
普段は各々、髪をまとめるため、もしくは小袖/着流しを着るために紐や帯で己を「戒め」、公的、理性的であろうとしている
一方で、それをお互いの前でだけは「ほどける」し「くつろげる」ことができる……
つまり、「ほどく」という行為はある種の己の解放であって、互いの前でだけは私的になれるし欲のままに野性的であれるという暗喩にもなるのではないかなぁと思っている……
そもそも「ほどく」って行為自体なんかえっちだよね(大の字)