つゆり映え

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概念香水レポ~藤芦編~
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#イメージモチーフ


こちらはフォロイに誕プレで頂いたものなんだけど、一生使ってる
ひと吹きすると、パウダリー感のある甘さがまずくる
胸焼けするようなエキゾチックな甘さというより、本当に道を歩いていたら不意に香ってきた、そんな日常に溶け込むような、古風で淡い甘さ
お香に近いけどそうではない感はずっとある
個人的に、トップからミドルにかけてそんなに明確な違いはないと思ってるけど、ボトムの白檀は結構残る印象
なるほど、僅かなお香感はここから来てるのか!というのに最後になって気づく(遅すぎ)
総括すると、閉鎖的で広がりがない代わりに奥行きがある、内にこもる香りかも
なので、天涯の作中で芦雪くんが言ってる「藤仁の香のかおり」というのは、藤仁の性質を加味するとある意味この香水に近いのやも……?と思ったり(モデルにした藤のお香 はあるけど)
明確に仕事殺したい時はこの香水をつけて出社している
藤仁は形作られた封権的な社会と不条理に殺意高めの子でもあるので……
淡めの香水なので、藤仁に手を伸ばされたり彼の髪を梳いた時に不意に香って「藤仁の香り……」ってなってる芦雪くんを追体験できるかもしれない

水仙
こちらもフォロイに誕プレで頂いたもので、たまにつけてはくんかくんかしてます
実物の水仙にかなり近い香りがします!
あの独特なグリーン感と、冴えた空気に混じる早春の甘さがある……
藤と同じく甘いとは言ってもガツンとしたものではなく、ほのかに香る……くらいの淡さ
トップはレモン入ってるらしいけど、我の鼻ではレモン感を感じ取れず……グリーンノートが一貫して強めで、途中から確かにジャスミン等のフローラルさが増して、最後にふんわりムスクが残る感じ……
藤よりは西洋寄り、閉鎖的というより開放的な広がりがあります
天涯の作中(番外編)では、芦雪くんは武家の香りでもある「丁子(ちょうじ)」の香りがすると藤仁が口にしているものの、丁子は水仙の香水より刺激のあるバニラ風の甘さがあるので少し違うかも
とはいえ、芦雪くんの性質を加味すると当たらずも遠からず……かもしれない!わからん!
藤仁にとっての雪解けと、彼に春の訪れを知らせる芦雪くん概念みがあります
「藤仁!」って優しく笑いかけてくれる青年の幻覚が見えました(重症)
(芦雪も藤仁と同じくモデルにしているお香 はある)

静寂(サイレンス)
今回、「藤仁かもしれんな~」の概念を説明書きから何となく感じ取って購入
決め手となったのは「墨の香り」がある部分です
藤仁と墨は切っても切り離せない関係にあり、彼の生きる術で武器で盾
藤の香を焚き染めていない、ありのままの藤仁の概念やも……と思った末のポチリでした
購入後、腕につけてくんかくんか
説明書きにはトップにグレープフルーツが入ってるとのことなんですが、我の鼻では(以下略)
ひのきのようなウッディノートとラベンダーの香りが強いイメージです
普段使ってるジョマロのシルバーバーチみがある……うーん好き!!(偏差値3)
時間が経つと、徐々に乾いた木の匂いが強くなっていきます
初めはしっとりとした木の香り、といったイメージでしたが、ミドルに移行するにつれ、徐々に晴れ間の広がっていく森林の香りがしてきます
もしかしたら当初の「しっとり」みを出しているのがグレープフルーツなのかも……?知らんけど
で、本題の墨の香りですが、これが最後にほんのり手首に!!残ってる!!すごい!!
ほんとに墨っぽい香りする!!男性用のコロンに近いかも!!
あ~~~これはあれですわ……風呂上がりの藤仁の香り追体験……(???)
初めに「こうだったらいいな」と願ってた通りだったというか、まさに藤の香を焚き染めていない藤仁そのものの香り……かもしれない!!
藤仁はそもそも作中で藤の香りをまとっているのも血の匂いを隠すためだったりするので……芦雪くんはいつも藤の香のかおりばかり感じてますが素の藤仁はこういう……木と墨の香りをまとった人間であれば良いな……なんて思いました
好みは分かれるかもですが、私はとても好きな香りでした

スノーミント
どうやら武蔵野ワークスさんにおいて、夏にとても人気の商品らしい……
何やら今後香料が変わるために少し販売を休止するとかで、休止前に滑り込みで買えました!!良かったァ!!!
購入した理由はもう名前そのまんま
「スノー」だから「雪」!!つまり芦雪くんかもしれん!!(暴論)でポチーした
ミント系とのことだし、他の香りより弱いかも……で1番初めに香りを試したんですが、トップの時点でミント感が!!ブワッて!!そのあとかすかにシトラス系の香りが……と思ってたら、どうやらレモンだったようです
ミドルに移行するにつれ、雪がとけていくようにミントの香りが落ち着いて、何やら透明感のある甘い香りが……この甘さはジャスミンかな?わからん
最後にミドルのかすかな甘さとウッディな香りが混ざりあって、残るのは木の香りという……
なんか……芦雪くんから香って欲しい、というより、藤仁につけてて欲しい!!みたいな香水だった、めっちゃ好き
普段使いにも良さそうで、香りも強くない
ミントの香りが本当に雪解けのように薄れていくのね、これが消えていくたび「消えないで~!」って思ったりして、なんだか夏に雪に焦がれる切なさというかそういう……なんだろう、形容しがたい香りでした
現代版芦雪くんから香って欲しいとも、その芦雪くんを想って藤仁につけてて欲しいとも、なんとも難しいきもちに……!
つまり、めちゃくちゃ芦雪くんみはありました❄
所詮概念でしかないですが……
ミント感強めなので、普段湿布とか嗅ぎなれてるひとだと「湿布の香りだ!」になるかも?
私はやっぱりこれも好き!!いい買い物した!!